にぎわい戻る夏に

最近、新聞やテレビで頻繁に見聞きする「3年ぶり」。
新型コロナウイルスの影響で中止されていた多くのイベントが復活しようとしており、北羽新報でも見出しになることが増えている。

新型ウイルス感染者は、全国的に減少傾向。
本県は今月10日、入院・療養者の状況も踏まえ、警戒レベルを「1」に引き下げた。
一時は新規感染者が1日40人を超えた能代山本だが、1桁まで減っている。

年明けに始まった能代山本の感染拡大では、地域活動の自粛に伴い記者からの出稿量が激減。
紙面作りに当たり、少ない記事でスペースを「どう埋めようか」と苦労した。

感染が落ち着いた今、その頃と状況が一変、豊富な原稿に助けられている。
今度は、あふれる記事を「どうさばこうか」と苦心。
うれしい悲鳴だ。
中には長く掲載できないものもあり、取材先から「いつ頃、載るのか」といった問い合わせを受けることも。

マスク着用の緩和が議論され、外国人観光客の受け入れが再開するなど、感染防止と社会・経済活動の両立を図る「ウィズコロナ」の取り組みも本格化している。

能代山本では能代の花火やこども七夕、白瀑神社のみこしの滝浴び、世界じゅんさい摘み採り選手権大会、弊社の400歳野球大会などが3年ぶりに行われる。待ちわびた住民も多いはず。

また少しコロナ前の風景に近づきそうだ。
ただ、感染対策はこれまで同様しっかりと。
どのイベントも細心の注意を払い開催する。油断することなく、楽しみたい。
にぎわいの戻る夏を願う。

(工)

関連記事一覧

error: Content is protected !!