3年ぶり、そして11年ぶり
新型コロナウイルスの感染状況をにらみながら、対策を講じさまざまなイベントが復活した。
本紙では“定番”のようになった「3年ぶり」の見出しとともにその活況ぶりを伝えてきた。
弊社主催の400歳野球大会もその一つ。
グラウンドで仲間と楽しくプレーし、勝利を喜び合い、敗戦を悔しがる実年球児たちの表情は純真な少年のようだった。
先月23日の決勝を制した能代フェニックスBCが初めて栄光の「老獅子旗」を手にし幕を下ろしたが、大会開催に踏み切ったことに感謝の言葉をくれる選手も多かった。
同日夜に行われた「港まつり 能代の花火」。
久々に能代の街を大勢の人が行き交う光景を目にし、少しは「日常」が戻ってきていることを実感。
「やはり能代の花火はいいね」との声があふれた。
能代は「七夕ウイーク」に突入し、2日には能代七夕「天空の不夜城」の大型灯籠「愛季」と「嘉六」が迫力あふれる運行を披露した。
全国的に新型コロナ感染が拡大してきたが、国や県などは行動制限はせず、それぞれが感染防止に努めるよう呼び掛ける。
お盆も近づき、3年ぶりに先祖の供養をしようと古里へ帰る人たちも多くなりそう。
さらに、お盆帰省期に合わせた「夏の成人式」。旧友や恩師らと懐かしい再会を喜び、近況を報告し合う貴重な機会。
これも挙行は3年ぶりとなる。
そして、それに加わった明るい話題が能代松陽高の夏の甲子園出場。
こちらは能代商時代の平成23年以来11年ぶり。
夏の楽しみが増えた。
(池)