ミルハス、音質への太鼓判

日本音楽界の巨匠、山下達郎(69)が、秋田市の「あきた芸術劇場ミルハス」で先日開催したライブを鑑賞した。
秋田では10年半ぶりの公演とあり、2007人収容の大ホールはもちろん満員。
70歳を間近にしても全く衰えることのないパワフルな歌声を約3時間、たっぷりと堪能した。

ミルハスは県と秋田市が共同で千秋公園近くの旧県民会館跡地に整備し、今年9月にグランドオープン。
そのメインスペースである大ホールは、専用の音楽ホールにも匹敵する、高い音響性能を有するとされる。

「音職人」とも呼ばれ、音質には妥協を許さないタツローが、そのミルハスを「拍手がよく降ってくる」と評していた。
演者側が、自分たちの音だけでなく客席の反応もダイレクトに感じられる心地のいい空間、という意味だと解釈した。
ミルハスの明るい未来に太鼓判を押してくれたようで、県民の一人としてうれしくなった。

ミルハスでは今後もロックバンドやアイドルグループ、演歌歌手などの公演がめじろ押し。
そうした中で佐竹知事は先月、県公式サイトの「知事コラム」で、連日ミルハスで開かれている著名なアーティストのコンサートを見に来た他県からの「追っかけ」が秋田に宿泊し、夜の歓楽街をにぎわしている、と誇らしげに紹介していた。
建設に250億円超をかけた施設。
せっかくだから今後もどんどん経済効果を生んでほしい。

話を戻して。タツローは旧県民会館は古い上にステージが狭く、秋田ではライブをやりたくてもできなかった、と言っていた。
ありがとう、ミルハス。

(平)

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