死者数急増、高齢者が

令和2年1月16日、厚労省は新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認(陽性判明は前日15日)されたと発表した。
丸3年が経(た)とうとしている。
県内初の感染者の確認・公表は同年3月6日。県の公表データを基に振り返ってみる。

県内の感染者数は、2年が3~12月で140人、3年が1794人。
変異株「オミクロン株」が席巻した4年は17万6569人に上り、新規感染者「0人」は1月7日が最後。
年明けの第6波、夏の第7波に、秋以降の第8波は年を越して今もなお続く。

死者数(発表日で集計)は、2年は1人、3年は26人、4年は444人で計471人。
特に「第8波」入りした昨年11月は72人、12月は143人と急増した。

厚労省のオープンデータによると、年代を明らかにしている本県の死亡者数は今月3日までで418人(男性187人、女性231人)。
年代別は、男性は60代11人、70代44人、80代80人、90歳以上52人。
女性は60代7人、70代20人、80代87人、90歳以上が117人に上る。
50代以下の各年代には「0」か、原則1~4人の項目に表示する「*」が入る。

さて、能代保健所管内は。
「全数把握」時代の昨年9月26日公表までの感染者数(①)は5195人で、全県の5.3%。
9月27日以降は保健所別の感染者数は公表されず、12月末までの発生届(②)が1834人、全県の9.6%。
大館保健所管内(大館市、鹿角市、小坂町)は①1万777人、10.9%、②1797人、9.4%。
①はほぼ半分だが、②は少し上回るくらい。
能代管内の人口は、大館管内の7割強なのだが。さて、なぜだろう。

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