冬道の危険箇所
先月は10年に1度の強烈な寒波に見舞われるなど、この冬は特別寒いと感じる。
そんな中、顔見知りたちが冬道はどこが危険箇所かを話しているのを何気に聞いていて、運転する機会が多い自分も気を付けねばと改めて思った。
彼らが挙げていたのは、国道7号の三種町鯉川の直線部分と、八郎潟町真坂地内の八郎潟自動車学校から先の直線道路。
自分が感じる危険箇所はというと、三種町ならじゅんさいの館前と、マックスバリュ前が思い浮かぶ。
4カ所とも防雪柵はあるが吹きさらしになる直線道路という点が共通している。
八峰町内だと、凍結よりも吹雪による視界不良の方が恐ろしい。
とはいえ、さらに恐ろしいスポットは、日本海沿岸東北自動車道(秋田自動車道)の能代市姥懐地内に架かる「姥懐橋」か。
風の強い日に秋田市方面への上り車線を走っていると、日本海からの風が斜め横から吹き付けて、車体ごと左右に揺さぶられる。
路面が凍結する日には風にあおられて横滑りして、ヒヤリとすることがたびたび。
周囲の地形を観察すると、深い谷からの風が橋に集中して吹き付けているような印象。
橋近くでは風が複雑に巻くのか、雪が橋の下から真上に吹き上がることも珍しくなく、車が揺さぶられるのも無理もないと、妙なところで納得する。
日沿道は、未開通となっている二ツ井白神IC─今泉IC(仮称、北秋田市今泉)間で、線形改良や種梅入口交差点改良などの整備が進む。
早期の完成を願いつつ、日沿道に限らず、雪道は思わぬところに危険が潜むことを忘れずに、安全運転を心に刻みたい。
(岡)