運転代行、基本料値上げへ
飲酒した利用客を送迎する「運転代行業」が苦境に立たされている。関係者によると、能代市能代地域で代行業を営むのは現在11社で、新型コロナウイルス流行前に比べ5社減。随伴の車両も約半分の14台に減った。代行業者の廃業・事業縮小の背景には、コロナ禍の経営難に加え、人手不足の深刻さがあり、「給料が安いため、乗務員を募集してもほとんど応募がない」(業者)という。こうした状況を打破し、代行業を持続可能な業態にするため、同地域の一部業者は、4月1日に初乗り料金(基本料金)を引き上げることを決めた。