上京し森林所有者に施業提案

 白神森林組合(金野忠徳組合長)は、関東に住む能代山本出身の森林所有者に間伐など適切な山の管理を促そうと、職員が上京して山林の現状を説明している。業界団体が東京で開催する「ふるさと相談会」に毎年参加し、森林簿を手に伐採などの施業を提案している。相談会で地元出身の組合員に山の手入れを働き掛けているのは、県内12森組で白神森組のみ。森林の県外所有者は白神森組全体のわずか2%にすぎないが、担い手の高齢化や後継者難といった課題を抱える林業の衰退と「山離れ」を少しでも食い止めようと、地道な取り組みを続けている。

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