無料検査の受け皿限定的
県は21日から、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない能代保健所管内を対象に、県の感染警戒レベル(6段階)を「3(警戒)」へと1段階引き上げ、PCR等検査無料化事業の積極的な活用を要請している。感染拡大の傾向が見られる場合に知事の判断で行う事業で、新型ウイルスへの感染不安を感じている症状のない県民が対象だが、能代管内の実施場所は調剤薬局2店舗(19日現在)だけで、受け皿としては限定的だ。能代市は自費でPCR検査などを受けた人に費用の最大半額を助成しているが、市独自に無料化策を打ち出すには至らず、県薬剤師会能代支部を通じて、県の検査無料化事業への参加検討を依頼している。