白神森組「下刈り」の負担軽減へ

 能代市の白神森林組合(金野忠徳組合長)は、夏の酷暑時や急傾斜地での作業が多い植林後に周囲の草木を除去する「下刈り」の負担軽減に乗り出す。リモート式下刈り機械を新規導入し今夏にも本格稼働させるほか、下刈りに要する経費に関し国、県、市町分の補助金に白神森組分をかさ上げし、森林所有者の負担をゼロにする。森林組合が下刈りの経費を支援するのは県内12森組で初めてという。樹木の生育に影響を与えるものの、過酷さゆえに敬遠されてきた草刈り作業の省力化を進め、持続可能な森林・林業経営を目指す。

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