老舗菓子店「たきや」閉店へ

 昭和30年に創業した能代市南元町の菓子店「たきや」が今月末で閉店する。全国で初めてもなかの中に求肥(ぎゅうひ)餅を入れた「大福もなか」で知られる老舗店だが、店主が高齢で後継者もなく、設備の老朽化やコロナ禍での売り上げ減も重なり、幕を下ろす。2代目店主の佐藤光仁さん(67)は「年齢と体力を考え、寂しいが潮時と考えた」と話す。前身の菓子店を含め1世紀近くにわたり、地域住民に愛されてきた店が姿を消す。

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