能代港地耐力強化工事始まる

 能代市の能代港大森地区で洋上風車を建設する拠点港整備を行っている国土交通省は、タワーなど大型部材の重みに耐えられる地耐力強化工事を開始した。大型部材を組み立てたりする埠頭(ふとう)用地に1179本の杭(くい)を最大40㍍の深さまで打ち込み、セメントを地中に注入して強度を高める。高さ約40㍍の改良機が昼夜連続で作業を進めており、年度内に終える予定。総事業費は85億円。来年度は大型専用船が作業できる水深を確保するため浚渫(しゅんせつ)を行うなどし、5年度の完成を目指す。

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