能代市、実質単年度収支黒字

 能代市がまとめた3年度普通会計の決算によると、歳入総額329億8080万4千円、歳出総額316億1388万4千円で、次年度繰越金などを除いた実質単年度収支は1266万4千円と、平成30年度以来3年ぶりに黒字となった。能代火力発電所3号機の関係で固定資産税が大幅に増えたことなどが影響した。財政の硬直度を測る経常収支比率は前年比7・9㌽減と大幅に改善して86・2%で、市によると県内13市でトップの実績。一方、物価高騰対策や新ごみ処理施設の建設を踏まえ、市は「楽観はできない状況。引き続き財政状況を見ながら事業を精査していく」とする。

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