市道拡幅へクロマツ伐採協議

 能代市は、都市計画道路「市道萩の台線」の道路拡幅事業にかかる沿線の国有林「風の松原」のクロマツ伐採に向け、米代西部森林管理署と協議を進めている。道幅を広げる施工区域の約9割が松原の敷地にかかり、30本ほどの伐採が見込まれる。樹齢170年の高齢級も含まれているが、砂防林の機能と景観の維持を図るため「伐採は最小限にとどめる」としている。日本五大松原に数えられる風の松原の保全活動に取り組む市内3団体は、通学路にもなっている路線の安全を確保する同事業に理解を示しつつ「貴重なクロマツは一本でも多く残してほしい」と求めている。

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