三種川氾濫、緊急安全確保発令

 能代山本地方は10日、北日本に停滞する前線の影響で雨が降り続いた。三種町下岩川地区などでは三種川が氾濫し、住家・非住家の浸水被害が多数発生。「大雨・洪水警戒レベル」で最も危険なレベル5に当たる「緊急安全確保」が発令された。能代市も土砂災害や河川氾濫警戒のためレベル4の「避難指示」、藤里町は土砂災害警戒のためレベル3の「高齢者等避難」が出された。能代山本広域市町村圏組合消防本部によると、午後5時現在で床上浸水が三種町で2件、床下浸水が同町で5件、同市二ツ井町で3件、八峰町で1件報告があったほか、法面(のりめん)の崩落などの被害も発生、けが人はいないという。

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