能代港埠頭拡張工事始まる
洋上風力発電事業の拠点として能代港の埠頭(ふとう)用地を拡張する工事が始まった。洋上風車の部材の荷さばきや一時保管、組み立てを行うヤードを確保するため、海を埋め立てて10・4㌶増設する。県は今年度から5年度にかけて護岸工、同年度の途中から土砂を埋め立てる造成工事を行い、6年度の完成を目指す。総事業費は60億円。国が再エネ海域利用法に基づき洋上風力の整備促進区域に指定した能代市・三種町・男鹿市沖では、三菱商事の共同事業体が9年に着工する予定で、事業者は機能強化された能代港を洋上風車の建設などで活用することになる。