能代港湾で風車の設置作業
洋上風力発電の風車を建設するSEP船「ザラタン号」が2日、能代港入りし、海上で風車本体を設置する作業を開始した。タワー(支柱)やナセル(発電機)、羽根(ブレード)を大型クレーンを使って基礎構造物の上部に据え付けた。海面から約150㍍に及ぶ巨大な風車が姿を見せた。タワーやブレードを積み込むため秋田港を往復し、今月末ごろまでかけて計20基の据え付けを終える予定。SEP船を使った大規模な着床式風車の据え付け工事が国内で行われるのは初めて。同港の作業終了後、秋田港で残る13基の据え付けに移り、年内の商業運転開始を目指す。