洋上風車本体据え付け工事へ

 洋上風力発電の風車を建設するSEP船「ザラタン号」が15日、秋田市の秋田港飯島埠頭(ふとう)に入港した。来週中に能代港に移動し、昨年7月に建設した基礎構造物の上部に風車本体を据え付ける。タワーやブレードを秋田港で積んで能代港まで往復し、7月末ごろまでに計20基を据え付ける。SEP船を使った大規模な着床式風車の据え付け工事が国内で行われるのは初めて。同港の作業終了後、秋田港で残る13基の据え付けに移り、全33基の完成後に試運転や法定検査を経て年内の商業運転開始を目指す。

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