能代山本の一部業種に「トランプ関税」の影響 原木輸出は価格低迷

 トランプ米大統領が発動した「相互関税」の影響が能代山本の一部業種にも波及し始めた。原木の輸出先である中国において、製品の米国向け輸出に高率な関税が課せられて国内の木材市況が悪化し、原木価格の低迷を招いている。局面の打開を図るため、木材生産拠点を中国から他国へ移転することを検討する動きも出ている。自動車部品の製造業者からは在庫調整を懸念する声が上がる。グローバル経済の連鎖反応が地方経済にも波及しており、先行きは楽観できない状況だ。

能代山本の原木市場にも「相互関税」の影響が波及している(能代港で)
能代山本の原木市場にも「相互関税」の影響が波及している(能代港で)

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