能代市の「まちなかコサクル」実証運行堅調 4カ月で4450人利用

 能代市は、昨年12月から今年3月まで実施したAIオンデマンド交通「まちなかコサクル」の実証運行の実績をまとめた。4カ月間で延べ4450人が利用し、1日当たり平均は38・7人。無料モニターなどがあった初年度の5年度に比べると減少したものの、堅調に利用されている。実証運行は期間を延長して今年度も実施中で、通年での需要や料金などを検証し、本格運行について検討する。まちなかコサクルは、あらかじめ決めた停留所で乗り降りし、乗り合って利用する。使いたいときに呼び、時刻表や運行ルートは設定されていない。5年11、12月に初めて実証運行を実施したところ、利便性の高さが支持されたが、料金の安さから既存のタクシー事業に影響を与えたため、6年度は料金や運行エリアなどを見直し、12月~3月に再度実証運行を行った。

堅調に利用されているまちなかコサクルの実証運行
堅調に利用されているまちなかコサクルの実証運行

関連記事一覧

error: Content is protected !!