
林野火災に注意を 春は乾燥・強風の時期
岩手県大船渡市をはじめ、大規模な林野火災が全国各地で相次いで発生している。消防庁によると、出火原因の多くはたき火や野焼き(火入れ)、たばこの火の不始末といった人為的要因で、強風による飛び火で被害が拡大する。能代山本地方も春は空気が乾燥し、強い風が吹くことから、火の取り扱いには十分に注意する必要がある。消防庁によると、林野火災は降水量が少なく空気が乾燥し、強風が吹く2~4月に多く発生する傾向がある。能代山本広域市町村圏組合消防本部管内では今年に入ってから林野火災や原野火災は発生していないが、昨年は3、4月の2カ月間に林野火災が2件、原野火災は6件と集中して発生した。また本県では例年4~6月にかけて林野火災・炎上事故が多く発生しているとし、積極的な火災予防に努めるように求めている。