
能代山本にも黄砂飛来 洗車に追われる姿も
県内で26日、今年初めて黄砂が飛来した。黄砂は、中国大陸の砂漠で舞い上がった土や砂ぼこりが偏西風に乗って飛来する現象。発生地の地表が乾燥する春に多く、国内では西日本や日本海側で見られる。秋田地方気象台がある秋田市では、雨や湿気で黄砂は確認できなかったとしたが、担当者は「気象庁の衛星データでは、25日午後9時から26日午前6時ごろにかけて黄砂が飛来したものと思われる」と話した。能代山本では、うっすらと黄砂がかかった車があちこちで見られ、給油所の洗車機や自宅で車を洗う人の姿も目立った。同市の30代男性は「仕事で使う車なので困る。朝から仕事が一つ増えた」と表情を曇らせていた。
