「環白神の世界」27日発刊 エコツーリズム推進協が企画

 環白神エコツーリズム推進協議会(事務局・藤里町)が企画した書籍「環白神の世界」(定価2620円、税込み)が、27日に平凡社の「別冊太陽シリーズ」から全国の書店、オンライン通販などで発売される。歴史文化の観点から見た環白神周辺のつながりなどを網羅した内容で、環白神に形成された社会をより深く理解できるものになっている。「環白神の世界 みちのくの奥に広がる、まつろわぬ人々の地へ」は、白神山地の世界自然遺産登録30周年を受けて企画され、東京都立大の山下祐介教授や白神山地周辺の自治体の学芸員らで構成される環白神文化圏研究会が中心となって令和4年から調査と研究を進め、執筆した。全160㌻。来年度に実施を予定している「白神検定」の公式テキストにもなる。発売を記念し、27日午後7時から東京代官山蔦屋書店(渋谷区)で山下教授と、民俗学をベースに東北の文化や歴史を掘り起こす「東北学」を提唱した学習院大の赤坂憲雄教授によるトークショーが行われる。

27日に発売される「環白神の世界」
27日に発売される「環白神の世界」

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