能代市二ツ井町のさとうボデー、第三者承継が成立 藤田さんに事業譲渡

 能代市二ツ井町下野の自動車板金・塗装・修理を手掛ける「さとうボデー」(佐藤正人代表)が、第三者に事業を継承することになった。経営者の高齢化による後継者不足が大きな課題となる地域にあって親族、従業員への事業承継は散見されるが、第三者への承継が実現するのは珍しく、事業承継を支援してきた二ツ井町商工会は「今後も創業と事業承継には特に注力したい」としている。事業譲渡するのは、昭和56年に同地で創業したさとうボデーの佐藤さん(69)。承継するのは、現在同町内で兄が経営する自動車整備会社で働きながら独立を模索していた藤田裕二さん(44)=能代市日和山下=。二ツ井町商工会、県事業承継・引継ぎ支援センターが両者の意思を把握し、事業承継に伴う事業計画や登記関連の書類作成などをサポートしてマッチングした。

事業譲渡契約を交わした佐藤さん(左)と藤田さん
事業譲渡契約を交わした佐藤さん(左)と藤田さん

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