恋文全国コン第1回大賞を「作品」に 宮城県の男性、道の駅ふたついへ寄贈

 能代市二ツ井町小繋の道の駅ふたついに23日、宮城県多賀城市で印刷会社などを経営する渡邊健さん(83)が、旧二ツ井町が行った「きみまち恋文全国コンテスト」第1回大賞に選ばれた柳原タケさん(故人)の手紙と、娘の画家・佐藤緋呂子さん(東京都調布市)の絵を重ねた巨大作品を寄贈し、レストランに飾られた。美術愛好家でもある渡邊さんは昨年秋、秋田市で佐藤さんが参加している個展を訪れた際、佐藤さんが書いた随筆を譲り受け、その中に収録されていた、戦地で亡くなった夫に宛てた柳原さんの「恋文」を初めて知り、感銘を受けた。経営する会社は巨大ポスターや横断幕など大判印刷を得意としており、その技術を生かして、佐藤さんとも話し合った末に佐藤さんの絵画と柳原さんの手紙を合わせた巨大な作品(縦1・5㍍、幅3㍍)に仕上げた。

柳原さんの「天国のあなたへ」と、娘の佐藤さんの絵画を合わせた作品を寄贈した渡邊さん
柳原さんの「天国のあなたへ」と、娘の佐藤さんの絵画を合わせた作品を寄贈した渡邊さん

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