計画見直しや安全性の問題点に意見交わす 洋上風力発電を考える会が集会

 市民グループ「能代山本洋上風力発電を考える会」(中根慶照会長)の会員報告集会が22日、能代市中央公民館で約20人が参加して開かれた。能代市・三種町・男鹿市沖など国内3海域で洋上風力発電事業を行う三菱商事が計画を見直す方針を示していることや、海外で損壊事故が発生している洋上風車の安全性の問題点について意見交換した。三菱が計画をゼロから見直す方針であることに、中根会長は「材料費などの高騰を理由に見直し、撤退とは虫が良すぎる」と批判。また三菱連合が3市町沖に建設する米ゼネラル・エレクトリック(GE)の超大型風車と同型風車のブレードが破損する事故が米英で発生していることに不安を見せ、「日本では欧米で問題なく稼働し安全性が確認された機種以外は導入しないスタンスが必要」と提言した。

洋上風力発電事業の計画見直しなどについて意見交換した「考える会」の集会(能代市中央公民館で)
洋上風力発電事業の計画見直しなどについて意見交換した「考える会」の集会(能代市中央公民館で)

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