警察官かたるニセ電話 能代市の80代女性が150万円詐欺被害

 能代署は21日、能代市の80代女性が特殊詐欺の被害に遭い、現金150万円をだまし取られたと発表した。同署によると、今月5日、女性宅に「東京の警察のワダ」と名乗る男から電話があり、「あなたの名前でキャッシュカードが作られている」「そのキャッシュカードが悪用されている」「このままだと容疑がかかり逮捕される」「無実を証明するため、検事に公文書を作ってもらう必要がある」などと言われた。その後、「検事のマキ」を名乗る男に代わって「ワダから話を聞いている」と言われたため、女性は本物の警察官、検事だと信じ込んだ。11日に再びワダから自宅に「あなたを優先して調査する」「調査費用として150万円が必要」「お金は数日後に返金する」などと電話があったことから、指定された個人名義の口座に現金150万円を振り込んだ。女性は150万円が返金されず、相手から連絡がないことから警察に相談し、詐欺被害と判明した。

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