能代山本広域消防本部、緊急援助活動終え市役所で状況報告 大船渡の山林火災

 岩手県大船渡市で発生した大規模山林火災に対応するため、今月19日までの22日間派遣された能代山本広域市町村圏組合消防本部の職員が21日、能代市役所を訪れ、斉藤市長に現地での活動状況などを報告した。同消防本部は、消防庁長官の「求め」を受け、先月26日に緊急消防援助隊県大隊の一員として第1次隊を派遣。その後は3泊4日のローテーションで活動を続け、今月19日までの第7次隊をもって活動を終了した。延べ派遣隊数・職員数は21隊・70人。活動報告は泉政樹消防長や第1次隊長を務めた渡辺健警防課長ら4人が行った。渡辺警防課長は写真や動画を示しながら「強風による飛び火や水不足が重なり、建物への延焼を阻止するので精いっぱいで、隊員が疲弊する困難を極めた活動となった」「風が強く、次々と火災が拡大していった。秋田県隊が現地に入った時は部隊数が少なく、8時間ローテーションで活動していたが、次々に火災が発生したため、ほとんど不眠不休で対応した」などと説明した。

岩手県大船渡市での緊急消防援助隊の活動を報告(能代市役所で)
岩手県大船渡市での緊急消防援助隊の活動を報告(能代市役所で)

関連記事一覧

error: Content is protected !!