能代市出身の板倉さん２点出品 東京交通会館で「蒼樹会選抜展」

　現代美術・蒼樹（そうじゅ）会が開催する全国公募展の受賞者を中心とした第60回記念蒼樹会選抜展が東京都千代田区有楽町の東京交通会館で開かれており、会員で能代市向能代出身の板倉敏さん（73）＝東京都江戸川区＝が描いた水彩画「応援する人」（Ｆ６号）と「万華鏡」（同）の２点が展示されている。会期は15日まで。板倉さんは昨年10月に東京・上野の東京都美術館で開かれた第60回記念蒼樹展で東美賞を受賞するなど、これまでも同展で入賞してきた。今回出品した「応援する人」は、板倉さんが働く会社の社長夫婦が今年の箱根駅伝を見に行った時を題材に描き、もう一つの作品「万華鏡」は友人からもらった万華鏡をのぞいた時のカラフルな世界観を描いた。