風の松原に「根開け」 きょう啓蟄

 きょう5日は、二十四節気の一つで、虫たちが土からはい出る頃とされる啓蟄(けいちつ)。前日の4日、能代山本地方は冷え込みの中でも春を思わせる青空も見られ、穏やかな気候となった。秋田地方気象台によると、前線や寒気の影響で曇ったが、日が差す時間帯もあった。能代市能代地域の最高気温は3・7度(午後0時40分)、八峰町八森で3・5度(同0時13分)、最低気温は能代地域で氷点下1・7度(午前5時31分)、八森で同1・0度(同2時29分)だった。先月下旬に大雪に見舞われた同地方は、街なかの雪も消え春到来を感じさせている。同市の風の松原では、木の根幹が日差しに温められて周りの雪が解ける「根開け」があちこちで見られ、散策を楽しむ市民に「春」を告げている。

根元の雪が解ける「根開け」が春の訪れを告げている(能代市の風の松原で)
根元の雪が解ける「根開け」が春の訪れを告げている(能代市の風の松原で)

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