能代市の島田病院、山林火災続く大船渡に看護職員派遣 福祉避難所で業務へ

 能代市西赤沼の島田病院(郡司啓文院長)は、大規模山林火災のため4千人超が避難を余儀なくされている岩手県大船渡市で、福祉避難所が開設されている介護老人保健施設と、被災しながらケアに当たる従事者を支援しようと、看護職員の派遣を決め、4日に池端新さん(45)、山中美桜さん(25)、日沼圭祐さん(33)の3人が出発した。6日まで施設や福祉避難所での業務に当たる。同病院が支援するのは、医療法人勝久会が運営する介護老人保健施設「気仙苑」(同市大船渡町)。火災発生5日目の2日朝、知己の看護部長から支援を求められた島田病院前看護部長で顧問の浅野千惠子さんが病院へ相談、看護職員の派遣が決まった。3日現在で職員10人が大船渡行きを志願し、今月末まで3~4人ずつ6班の派遣を計画している。

大船渡への出発を前に郡司院長(右)の激励を受ける島田病院の看護職員3人(同病院玄関前で)
大船渡への出発を前に郡司院長(右)の激励を受ける島田病院の看護職員3人(同病院玄関前で)

関連記事一覧

error: Content is protected !!