
DXで人手確保を セミナーで建設業の現状と対策理解
能代商工会議所木材・建設部会のセミナー「建設業等の人手不足とDX(デジタルトランスフォーメーション)~人材争奪戦を生き残る方法」が25日、能代市元町の能代商工会館で開かれた。市内の経営者ら約20人が人手不足が深刻な建設業界の現状と対策に理解を深めた。データを用いて建設業を研究する「クラフトバンク総研」(東京)の高木健次所長(39)が講師を務め、全国的に約7割の建設会社が人手不足で仕事を断っており、受注より人材確保が困難な現状を説明。人口3万5千人の山形県新庄市の成功事例を紹介し「業務のDX化、SNSの運用、育成施設の充実などで若者を引き付けている」と述べ、能代のような地方こそDXで若者を引き付ける必要があるとした。
