洋上風力の導入促進に期待 能代港「基地港湾」完成で式典

 洋上風力発電の建設需要に対応する「基地港湾」として整備した能代港大森地区岸壁の完成式典は22日、能代市文化会館で行われた。国が再生可能エネルギーの切り札と位置付ける洋上風力の導入拡大を目指し、令和元年度から6年度まで85億円を投じて大型部材の重さに耐えられるよう地盤改良し岸壁を整備した。第1弾として、能代市・三種町・男鹿市沖で洋上風力発電事業を計画する三菱商事(東京)の企業連合が同港を発電設備の組み立てや資機材の積み下ろし拠点として活用する計画があり、関係者は関連企業の新規立地や地元企業の参入による地域経済の活性化に期待を寄せた。式典は国土交通省と県が主催し行政や施工業者、漁協など約90人が出席した。

テープカットで基地港湾の完成を祝った式典(能代市文化会館で)
テープカットで基地港湾の完成を祝った式典(能代市文化会館で)

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