短期集中型の降雪で生活大混乱 住民は早朝から除雪 臨時休業する店舗も

 21日朝にかけて能代山本で降った大雪は、一夜にして街の景色を変えた。能代市能代地域では積雪深が前夜から倍増、同市二ツ井地域と藤里町では100㌢以上となった。住民は朝から自宅や勤め先などの除雪に追われた。臨時休業したり、業務開始が遅れたりした店舗や事業所もあり、短期集中型の降雪が生活に混乱をもたらした。積雪深が120㌢を超えた同市二ツ井町。三千苅地区に住む70代女性は、午前6時すぎに自宅周辺の除雪に取り掛かったが、正午近くになっても終わらず、「きょうも頑張るか、やるしかない、という気持ち」と黙々と作業。同市寿域長根で理容店を経営する櫻田清隆さん(85)はこの日、早々に臨時休業を決めた。午前6時から店舗前を除雪したが「間に合わない。この雪では、お客さんの足も鈍るだろう」と諦め顔で語った。

吹雪の中、除雪作業に励む住民(21日午前11時25分ごろ、能代市住吉町で)
吹雪の中、除雪作業に励む住民(21日午前11時25分ごろ、能代市住吉町で)

関連記事一覧

error: Content is protected !!