県漁協北部支所、「船霊祭」で安全操業と豊漁願う 漁船には大漁旗

 県漁協北部支所の船霊(ふなだま)祭は10日、八峰町八森の同支所で行われ、漁業者らが今年1年の安全操業や豊漁、ハタハタなどの資源回復を願った。船霊は、船乗りが航海の安全などを願って信仰する守護神。同支所では毎年この時期に漁業関係者らが出席し、船霊祭の神事を行っているほか、八森、岩館両漁港に係留する漁船に大漁旗を掲げている。神事には、県漁協組合長で沖合底引き網船の船主である加賀谷弘さん(70)=同町八森=をはじめ、漁船の船長や乗組員ら15人が出席。おはらいを受けた後、代表者が玉串をささげ、今年1年の安全な操業や豊漁などを祈願した。加賀谷組合長は「高齢化などの課題もあるが、近年は若い人を中心に養殖や未利用魚の活用などに取り組む人が増えてきている。彼らが頑張れるように協力していきたい」と話した。

船霊祭に合わせ、漁船には大漁旗が掲げられた
船霊祭に合わせ、漁船には大漁旗が掲げられた

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