三菱商事が洋上風力の事業性再評価へ 資材高騰、円安で環境変化

　大手商社の三菱商事（東京）が能代市・三種町・男鹿市沖を含む本県と千葉県沖の３海域で進める洋上風力発電プロジェクトについて、事業性を再評価することが分かった。日本の洋上風力は主要部品の多くを欧米からの輸入に頼っており、公募選定時からインフレによる資材価格の高騰や円安、金利上昇などで想定を上回る事業環境の変化が生じたため、コストとスケジュールを見直す。コスト削減に伴う地元業者など下請けへの影響や事業の遅れなどが懸念される。