独り暮らし高齢者らへの緊急通報装置無償貸与、実績が減少傾向 能代市

 独り暮らし高齢者などに緊急通報装置を無償で貸与する能代市の「ふれあい安心電話」は、実績が減少傾向にある。5年度は215人が利用したが、6年度は昨年11月末現在で169人。高齢者の減少や、休止期間が長い人の意向を確認し、不要な人の利用を廃止したことが影響した。ただ、ニーズは引き続きあるとし、市は「必要な人は活用してほしい」としている。装置は固定電話と接続して使用し、寝室などに持っていく「ペンダント」(子機)もセット。「非常」「相談」などのボタンがあり、体調が悪いときなどに「非常」を押すと委託業者につながり、業者側が必要に応じて救急車を呼ぶほか家族に連絡する。「相談」を押すと日中は市社会福祉協議会、夜間は委託業者につながる。問い合わせは市長寿いきがい課課(☎0185・89・2156)へ。

独り暮らし高齢者等に無償で貸与している装置
独り暮らし高齢者等に無償で貸与している装置

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