文化財防火デーに有事の対応確認 能代消防署は龍泉寺で訓練

 文化財防火デーの26日、能代消防署は能代市清助町の湯殿山龍泉寺(木村祥泉住職)で119番通報訓練や火災防御訓練を行った。同寺関係者や署員、地元消防団員ら約30人が参加し、有事への備えを確かめ合うとともに、文化財を火災や自然災害などから守る意識を高めた。訓練は、同日午前9時30分ごろ、県重要文化財の「十一面観音菩薩」や「薬師如来立像」などがある龍泉寺本堂から出火し、寺院関係者が初期消火を行ったが、燃え広がったため、文化財を屋外へ持ち出した上で119番通報したと想定。駆け付けた署員らはホースやノズル、チェーンソーなどの資機材を持って石段を駆け上がり、ノズルを建物に向けるなどした。

文化財防火デーの26日、能代消防署が訓練を実施(能代市清助町で)
文化財防火デーの26日、能代消防署が訓練を実施(能代市清助町で)

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