県銘木センターの「初市特市」始まる 中国木材能代工場が初出品
県銘木センター(瀬川貴志理事長)の三大特市の一つ「第30回東日本銘木展示大会(初市特市)」が24日、能代市河戸川の同センターで開幕し、製品と原木丸太の競りが行われた。原木市は出品された県内外のスギ丸太78立方㍍が完売し、総額134万円の売り上げとなった。中国木材能代工場(能代市扇田)が初めて出品。径級が80㌢を超す大径木は能代工場で挽(ひ)くことができないため、県内で伐採されたスギ7本を競りに出し、1立方㍍当たり1万2千円前後ですべて売れた。松浦健次郎工場長は「製材機械で使えない径級80㌢超の原木はたまに入って来るが、チップ販売や輸出に回る。今回のように銘木センターの原木市で消費され、銘木文化に携わることはうれしい。今後も続けたい」と話した。最終日25日も製品の競り売りが行われる。