八峰の地磯でヤリイカ
朝まづめ狙い、日の出後はクロダイ
先週どか雪に見舞われた能代山本地方ですが、冬晴れとなった19日、港周りには釣り人がちらほら。雪などお構いなしです。
ヤリイカ
八峰町・五能線沿線の各地磯では胴長25~35㌢クラスが1人0~10杯。男鹿半島の各漁港、地磯では胴長20~25㌢クラスが1人0~3杯。いずれも鶏のササミ、サメなどの身をイカ針に付けたウキ釣り、もしくはエギを使ったエギング。ヤリイカを効率的に釣るにはまずは時間帯が重要。基本的にヤリイカは、日没が近づくと磯場や漁港などの水深が5㍍以上あり、潮通しが良い岸近くに寄り捕食行動を取る。夜の間はその付近を回遊し、日の出とともに徐々に沖へ離れていく。このことから、夜間が有望で、特に日没直後、日の出直前は活性が高い。エギングで狙う場合、本場の太平洋側では穏やかな漁港内で小型のヤリイカ主体となるため、1~2号クラスの小さいエギを使用する。これに対し、秋田ではヤリイカが大きいことと、風波があることが多いので、エギは重めの3~3・5号が適す。釣り方のこつは、磯場では根掛かりしやすいので、基本的には上層から狙い、アタリがなければ徐々にタナを下げていくが、底付近でヒットすることが多い。エギはタイプにもよるが、3~4秒で1㍍沈むものが多い。例えば水深が8㍍あれば約30秒待てば着底することになるが、実際はラインが風波の抵抗などによって沈むスピードが遅く、1~2割増しする必要がある。根掛かりさせずに底層をしっかりトレースできることが理想。装備として、ライフジャケット、スパイクブーツのほか、ヘッドライトは必須。単独釣行は避け、安全面と防寒対策をしっかり行いたい。
クロダイ
八峰町・五能線沿線の各地磯ではウキフカセ釣りで42~47㌢クラスが1人0~2枚。男鹿半島一帯の各沖磯、各地磯ではウキフカセ釣りで35~47㌢クラスが1人0~7匹。いずれもはオキアミ、練り。例年ならオフ期だが、今季は水温が高めに移行しているため、しばらく狙えそうだ。朝まづめはヤリイカ、日が昇ったらクロダイとリレーも面白い。
情報提供は秋田市の釣り東北社
TEL:018-824-1590