大館能代空港の東京便、3往復運航継続へ 11年3月までさらに4年間
国土交通省は21日、「羽田発着枠政策コンテスト」枠として今年3月29日までの期間で配分している大館能代空港発着の東京(羽田)便1便(往復)を、11年3月24日まで4年間延長すると発表した。同空港の利用者は令和5年度、17万3057人で前年度を18・8%上回り過去最多となるなど、コロナ禍を経て好調を維持しており、需要喚起の取り組みに一定の効果が認められると評価された。同空港の東京便は、従来1日2往復運航だったが、同省が元年度に実施した「羽田空港発着枠政策コンテスト」で上位に入ったことで、4年4月に3往復への増便が開始。従来の午前便、夕方便に「昼間便」が加わった。同年7月から常時1日3往復となり、その後、地元を中心に利用促進に努めている点が評価されたため、今年の3月29日まで増便が継続されている。