八峰・能代沖での洋上風力事業、漁業影響調査は5月開始

 洋上風力発電事業に関し、国と県が設置した八峰町・能代市沖の第5回法定協議会が21日、秋田市で開かれた。昨年3月に再エネ海域利用法に基づく公募で発電事業者に選定されたENEOSリニューアブル・エナジー(東京、ERE)を中心とする特別目的会社(SPC)「合同会社八峰能代沖洋上風力」(能代市)を初めて構成員に加えて開催。発電事業者が行う地域振興策として、再生可能エネルギーの地産地消や洋上風力関連産業の集積拠点化に取り組むほか、運転開始前や点検前に説明し地元で合意を得た上で各種作業に着手する。漁業影響調査は海上工事着手の2年前に当たる今年5月に開始。調査に先立ち、漁業関係者や行政、有識者らでつくる漁業影響調査検討委員会の第2回会議を来月開いて漁業影響調査計画案を審議し、3月の第3回会議での計画承認を目指す。

発電事業者が初めて出席して開かれた八峰町能代市沖の第5回法定協議会
発電事業者が初めて出席して開かれた八峰町能代市沖の第5回法定協議会

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