能代科技高、124台目の「空飛ぶ車いす」 機械科の2人が修理手掛ける
能代科学技術高機械科の3年生2人は17日、修理を終えた車椅子2台を能代市社会福祉協議会(鎌田耕次会長)へ託した。全国の工業高校生が技術を生かして中古の車椅子を直し、アジアの国々などへ中古の車椅子を贈る活動「空飛ぶ車いす」に参画した取り組みで、同校生徒たちが再生させた車椅子は、前身の能代工高、能代西高分と合わせ124台となった。能代科技高では今年度、機械科3年の小林乙人君と丸谷海斗君が課題研究授業の一環で修理に取り組み、中古の車椅子を新品同様に再生させた。17日、市社福協を訪問した小林君は「海外の方に貢献できる機会は、なかなかないと思い、課題に選んだ」、丸谷君は「先輩から『あんまり体験できないこと。楽しい』と聞き、やってみたいと思った」と活動を振り返った。