三種町の果樹園に〝助っ人〟「長信田の森」の若者ら、剪定作業買って出る
ナシやリンゴの剪定(せんてい)作業が進められている三種町森岳地区の果樹園で、地域の若者が作業に加わる姿が見られた。地元・長信田の森心療クリニックを利用している若者たちが、人手不足が見られる地域のために名乗り出たもので、園地に積もった雪の上に立ち、寒風が吹く中、生産者から手ほどきを受けながら剪定作業に励んだ。高齢の園主に代わって雇用契約を結んで栽培管理を担っている「安藤果樹園応援隊」(山田善政代表、8人)が14日に若者6人を受け入れた。若者たちは応援隊関係者と一緒に残すべき枝、切り落とす枝を確認し、はさみやのこぎりを使って和ナシの剪定作業を進めていた。クリニックでは地域でのさまざまな体験、人との触れ合いが若者たちにとっての力になるとして今後も地域に繰り出しての手伝いを続けていきたい考えだ。