屋根に残った雪 「白蛇」のように 能代市河戸川の加藤さん宅

 わが家の屋根に「白蛇」?──。どか雪の後片付けに追われる能代市で、民家の屋根にわずかに残った雪がまるでヘビのような形を作り、巳(み)年に縁起が良いと、ご近所の話題となった。「白蛇」が現れたのは能代市河戸川の加藤香代子さん(73)の自宅2階の屋根。18日朝、営む理容室や棟続きの自宅の周辺の雪かきに2時間ほど汗を流し疲れてきたころ、向かいに住む大塚由美子さん(65)がごみ出しに出て来て、立ち話になった。その時、ふと、自宅の屋根が目に入った加藤さん。「由美ちゃん、あれ、ヘビに見えない?」「本当だ!」。屋根にわずかに残った雪が形作ったものだが、頭部やしっぽの形、長い胴体のくねり具合といい、まるで全長2㍍ほどの「白蛇」がはっているようで、それぞれのスマートフォンのカメラで証拠写真をパチリ。昼前には形が崩れ「たら~ん」としていたという。白蛇は、金運や財運をつかさどる弁財天の化身ともいわれ、縁起の良さで知られるが、加藤さんは「ごく普通で、平穏な一年に」、大塚さんは「悪いニュースが減るように」と願うばかりだ。

まるで白蛇のような屋根の残雪(写真は18日撮影、大塚さん提供)
まるで白蛇のような屋根の残雪(写真は18日撮影、大塚さん提供)

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