東雲中の伝統「雪中綱引き」 熱き開拓魂、寒さ吹き飛ばす
能代市東雲中(野村誠校長)の伝統行事「雪中綱引き」が19日、同校グラウンドで行われた。日中は高気圧に覆われた影響で雲間から日が差し、絶好の天気の下で生徒たちはクラスメートと力を合わせ、勝利を目指して熱戦を繰り広げた。運動会、学校祭と並ぶ同校3大行事の一つ。極寒に耐え、東雲原を切り開いた先人たちの「開拓魂」を受け継ごうと昭和36年から行われ、今年で64回目の実施となった。各学年ごとに行い、2本先取で勝利。保護者や地域住民が見守る中、懸命に綱を引っ張った。2、3年生は1勝1敗で代表選手による3戦目が行われるなど白熱し、会場は熱気に包まれた。綱引きの後は強歩大会も開かれ、生徒たちは同校正門を発着点に能代支援学校を経由する約4・2㌔のコースに挑んだ。