55年目の「和友教室」開講 藤里町の女性17人が和裁や手芸に意欲
藤里町の今年度和友教室の開講式は14日、同町藤琴の偕楽荘で行われた。今年も新入生3人を含む17人が昭和から続く伝統の「女子校」に2カ月間通い、和裁や手芸などに取り組み、それぞれが1作品を仕上げる。同町教育委員会が主催している和友教室は、大正時代に地元の教師が和裁や読み書きを教えた花嫁修業が始まりとされ、長年続いてきた伝統の教室。時代が移り変わっても受け継がれており、町内の女性たちの冬期間の生涯学習の場として親しまれ、今年で55年目を迎える。講師は昭和46年から務めている桂田良子さんで、開講式で桂田さんは「今年も新しい生徒が入ってくれてうれしい。おしゃべりしながら、手を動かしながら、楽しい毎日にしましょう」と呼び掛けた。教室は3月13日まで土・日曜日、祝日を除く毎日開かれる。