「高校生のキャンバス」塗り直し 旧鴻文堂書店でDIYワークショップ
能代市畠町の旧鴻文堂書店の空き店舗を活用して地元高校生の新たな拠点をつくる地域活性化プロジェクトが17、18の両日行われ、住民ら約10人が内壁をペンキで塗り直し、再び高校生が自由に絵を描ける空間を整備した。秋田公立美術大と合同会社八峰能代沖洋上風力が共同で「壁面塗装DIYワークショップ」と題して企画し、旧老舗書店を地域の新たな交流拠点とし再活用する活動を試みた。市中心市街地の空き店舗を「街なか資源」と捉え、新たなコミュニティースペースを創出する実証研究「PROJECT KOBUNDO」の一環。WSに参加した同市万町のテナントオーナー、鈴木千春さんは「昔から利用していた鴻文堂が高校生に開かれている感じがいい。老舗の本屋が眠らずに活用されていることがもっと市民に広がると活動の幅も広がるのでは」と語った。KOBUNDOは、平日の午後3時から8時まで高校生を対象に無料開放している