「安全確保第一」を心に 琴丘小が阪神大震災30年の節目に避難訓練
6434人が犠牲となった阪神・淡路大震災から30年がたった17日、三種町琴丘小で地震や火災の発生を想定した訓練が行われた。児童が防災頭巾をかぶって避難したり、クイズ形式で有事の対応に理解を深めたりした。教諭たちは「安全確保を第一に」「地震が起きた時に海の近くにいたら、とにかく高い場所に逃げて」などと呼び掛けた。琴丘小では年間を通して地震や火災、不審者対応などの訓練を行っており、今年度4回目の訓練は阪神・淡路大震災から30年の節目となった17日に実施した。工藤仁君(6年)は「きょうの避難訓練では机の下に体を隠し、素早く移動もできた」と振り返りながら、「大きな地震を体験したことはないが、秋田県でも今後発生するかもしれないので、備えを大事にしたい」と話した。