能代市の7年産米生産の目安、2万1441㌧に決定 「品薄」受け前年比増
能代市農業再生協議会(会長・柴田智生市農林水産部長)の総会は17日、同市一本木のJAあきた白神本店で開かれ、7年産米の「生産の目安」を決めた。数量は2万1441㌧、面積は3716㌶で、それぞれ前年より1728㌧、294㌶増える。前年より増やすのは5年ぶり。昨年夏に「コメの品薄」が顕在化したことを受け、目安を引き上げた。水稲作付け率は58・31%(転作率41・69%)で、前年より4・72㌽上昇する。市の目安案は、県農業再生協議会が昨年12月に決定した「生産の目安」に基づいて算出。5年産米の不作などから昨年、全国の店頭でコメ商品がなくなったことを踏まえ、県再生協では産地として生産量を増やしてコメの安定的な流通につなげようと、7年産の目安を前年比1万7700㌧増の41万9千㌧に引き上げていた。