ヤリイカ、まづめ時狙い
安全面・防寒対策しっかりと
新年最初の「つり情報」です。今年の干支(えと)「乙巳(きのとみ)」には「努力を重ね、物事を安定させていく」という意味合いがあるそう。フィッシングライフもそんな実りあるものになるよう、今年も週1回、新鮮な情報をお届けします。
ヤリイカ
男鹿半島の各漁港では20~25㌢クラスが1人0~3杯。同半島のヤリイカは例年3月末まで狙え、日の出、日没前後のまづめ時が釣れやすい。狙い方は、鶏のササミ、サメなどの身をイカ針に付けたウキ釣り、エギを使ったルアー釣りが一般的。ウキ釣りの場合はタナ設定が重要で、明るい時間帯なら底層、暗い時間帯は上層を基点として、アタリがなければタナを変えると良い。エギングの場合は、エギ単体でも釣れるが、餌巻きタイプのエギに前述した餌を付けた方が釣れる。ライフジャケット、スパイクブーツのほか、ヘッドライトは必須。単独釣行を避けるなど、安全面と防寒対策をしっかり行いたい。
クロダイ
男鹿半島一帯の沖磯、地磯、港湾ではウキフカセ釣りで35~48㌢クラスが1人0~8匹。餌はオキアミ、練り餌。メジナ、マダイも交じる。この時期は、目安として水温が10度以上あればクロダイの活性は安定しており釣果が期待できる。ポイント選定では、深場の底付近が一つセオリーとなるが、水深が5㍍以内の浅場でも濁りが入っていれば釣れる可能性が十分ある。しかし、半日、数時間で状況が一変するのもこの時期の特徴で、南へ向かう冷たい上り潮の勢力が強くなる、あるいは雪解け水が流入し水温が8度以下になるとクロダイの活性が低くなる。
マダイ
男鹿半島戸賀沖では、ルアー釣りで25~60㌢クラスが1人0~3匹。水温が高いのか珍しくまだ釣れている。釣り方は、メタルジグやタイラバを底まで沈めてから5㍍ほどゆっくり巻き上げ、再度底まで落とす動作を繰り返す。クロソイ、ホッケ、ウッカリカサゴ、キジハタ、マゾイ、ムシガレイなども交じる。
アジ
男鹿半島戸賀沖では、サビキ釣りで20~30㌢クラスが1人0~10匹。アジのサイズが良いので、サビキ仕掛けは針が10号以上、ハリスが3号以上の船用のものが良い。
情報提供は秋田市の釣り東北社
TEL:018-824-1590